Instagramの投稿画面で「代替テキスト」という項目を見かけたけれど、何を書けばいいのか分からず、いつも空欄のまま投稿している。検索に強くなると聞いて書いてみたものの、キーワードを並べるだけでいいのか不安になった。そんなふうに、代替テキストを後回しにしていませんか。
代替テキストは、画像の内容を文字で伝えるための説明です。目の見えにくい人がスクリーンリーダーで投稿を楽しむために欠かせないだけでなく、画像に何が写っているのかを文字で伝える手がかりにもなります。プロアカウントの公開投稿は、Googleなどの検索エンジンに表示されることもあり、画像を言葉で説明しておく意味は大きくなっています。
この記事では、Instagramの代替テキストの設定方法を、投稿前・投稿後・カルーセルに分けて解説し、暮らし系の投稿で使える書き方の例文、やってはいけない書き方、キャプションやプロフィールとあわせた「検索で見つけてもらう工夫」までを紹介します。
Instagramの検索の使い方とリサーチのコツは、noteの記事で紹介しています。この記事では、見つけてもらう側として、画像の説明をどう整えるかを一歩踏み込んで解説します。
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Instagramの代替テキスト(ALT)とは?設定方法
まずは、代替テキストとは何か、どこで設定するのかを確認しましょう。設定の場所さえ覚えておけば、投稿のたびに1分ほどで書けます。
代替テキストとは?自動の代替テキストとの違い
代替テキストは、画像の内容を説明する文章です。Instagramの公式ヘルプの代替テキストについてでは、Instagramは物体認識の技術を使って、視覚に障がいのある人向けに写真の内容を自動で説明していると案内されています。この自動の代替テキストは、自分で書いた説明に置き換えることができます。
自動の代替テキストは、「食べ物の画像のようです」のように、おおまかな内容しか伝えられないことがあります。「いちごをのせたヨーグルトのアイスケーキを、切り分けた断面」のように自分で書くと、投稿で伝えたいことが正確に届きます。代替テキストは画面には表示されず、スクリーンリーダーを使っている人などに読み上げられます。
代替テキストの設定方法(投稿前)
投稿する前に代替テキストを書くときは、次の手順で設定します。
- 写真を選んで編集し、「次へ」をタップする
- キャプションを入力する画面の下にある「詳細設定」をタップする
- 「代替テキストを書く」をタップする
- 画像の内容を説明する文章を入力し、「完了」をタップする
アプリのバージョンによって、項目の名前や場所が少し違うことがあります。見つからないときは、キャプションの画面を下までスクロールしてみましょう。
投稿後に代替テキストを追加・編集する方法
すでに公開した投稿にも、あとから代替テキストを追加できます。投稿を開いて右上のメニューから「編集」を選び、画像の右下に表示される「代替テキストを編集」をタップして、説明を入力したら「完了」をタップします。
過去の投稿をすべて直す必要はありません。保存数が多い投稿や、プロフィールの上に固定している投稿など、よく見られている投稿から順番に追加していくのがおすすめです。
カルーセル投稿は1枚ずつ書ける
複数の画像をまとめたカルーセル投稿では、1枚ごとに代替テキストを書けます。表紙、材料、手順、完成写真のように、画像ごとに写っているものが違うので、それぞれの内容に合わせて説明しましょう。
文字だけの画像(表紙や手順のまとめ)は、画像の中に書いてある文字をそのまま代替テキストに入れると、読み上げで内容が伝わります。カルーセルの構成の作り方は、次の記事で解説しています。

代替テキストの書き方と、検索で見つけてもらう工夫
ここからは、代替テキストの具体的な書き方と、キャプションやプロフィールとあわせて、検索で見つけてもらうための工夫を解説します。
代替テキストの書き方の基本
代替テキストは、「何が」「どんな状態で」写っているかを、1〜2文で具体的に書くのが基本です。デジタル庁のウェブアクセシビリティ導入ガイドブックでも、画像に代替テキストを付けることは、ウェブアクセシビリティの基本的な取り組みとして紹介されています。
書くときは、画像を見られない人に、電話で写真の内容を伝えるつもりで考えると分かりやすくなります。色や形、並び方、手元の動きなど、投稿で伝えたいポイントを優先して書きましょう。「写真」「画像」という言葉は、読み上げのときに分かるので、入れなくてもかまいません。
暮らし系の投稿で使える代替テキストの例文
暮らし系の投稿なら、次のように書くと伝わりやすくなります。
| 投稿の種類 | 代替テキストの例 |
|---|---|
| レシピの完成写真 | 白い器に盛った、いちごをのせたヨーグルトのアイスケーキ。断面に3層の色が見える |
| レシピの手順 | ボウルに入れたクリームチーズを、ゴムべらでなめらかになるまで混ぜている手元 |
| 収納の写真 | キッチンの引き出しに、白いケースで仕切ってスパイスの瓶を立てて並べた様子 |
| 表紙の画像 | 「10分で作れる親子おやつ3選」と書かれた表紙。下に完成したおやつが3つ並ぶ |
| 部屋の写真 | 窓辺の木のテーブルに、花瓶の花とコーヒーカップ、開いたノートが置かれている |
どの例も、写っているものだけでなく、投稿で伝えたいポイント(断面の層、手元の動き、仕切り方)が分かるように書いています。キーワードは、内容を説明するなかで自然に入るようにしましょう。
やってはいけない代替テキストの書き方
検索に強くしたいからといって、「ヨーグルト アイスケーキ 簡単 レシピ おやつ 子ども」のように、キーワードを並べるだけの書き方は避けましょう。読み上げを使っている人には意味が伝わらず、画像の説明として役に立ちません。
ほかにも、画像と関係のない言葉を入れる、ハッシュタグを並べる、すべての投稿に同じ文章を入れる、といった書き方もおすすめしません。代替テキストは、あくまで「その画像に何が写っているか」を伝える場所だと考えましょう。
Instagram内の検索で見つけてもらう工夫
Instagramの公式ブログInstagramの検索のしくみでは、検索結果を決めるうえで最も重要なのは検索欄に入力された言葉で、その言葉がユーザーネームや名前、プロフィール、キャプション、ハッシュタグ、場所と照らし合わされると説明されています。
つまり、Instagram内の検索で見つけてもらうには、代替テキストだけでなく、名前やプロフィール、キャプションの書き出しに、発信テーマの言葉を自然に入れておくことが大切です。名前とプロフィールの整え方、キャプションの書き方は、次の記事で解説しています。


Google検索に表示される投稿と、その設定
Instagramの公式ヘルプ検索エンジンが公開の写真や動画をインデックスする場合によると、18歳以上で、公開のプロアカウントの投稿やリールは、Googleなどの検索エンジンに表示されることがあります。表示したくない場合は、プライバシーの設定から、公開の写真や動画を検索エンジンの結果に表示する設定をオフにできます。
検索エンジンに表示されると、Instagramを使っていない人にも投稿が届く可能性があります。画像の内容が文字で説明されていれば、どんな投稿なのかが伝わりやすくなります。なお、ユーザーネームやプロフィールの情報は、設定をオフにしても検索結果に表示されることがあると案内されています。
ハッシュタグ・画像サイズとあわせて整える
見つけてもらうための工夫は、代替テキストだけでは完結しません。投稿の内容を正確に表すハッシュタグを5個までに絞って付け、画像は切れずに表示されるサイズで作ることも大切です。ハッシュタグの選び方と、画像サイズの目安は、次の記事で解説しています。


Instagramの検索の使い方と、発信ネタのリサーチ術は、noteでも紹介しています。

代替テキストを書くときのチェックリスト
- ☑ 「何が」「どんな状態で」写っているかを書いた
- ☑ 1〜2文で、具体的にまとめた
- ☑ 投稿で伝えたいポイント(色・形・手元の動き)を入れた
- ☑ 文字だけの画像は、画像の中の文字をそのまま入れた
- ☑ キーワードやハッシュタグを並べていない
- ☑ カルーセルは1枚ずつ書いた
- ☑ 名前・プロフィール・キャプションにも発信テーマの言葉を入れた
ウェブアクセシビリティの基本がわかる本
代替テキストの考え方から、誰にでも伝わる情報発信のポイントまで、アクセシビリティの基本を学べる解説書。SNSやブログを、より多くの人に届けたいときに役立ちます。
よくある質問
Instagramの代替テキストについて、よく聞かれる疑問にお答えします。
代替テキストを書くと、フォロワーに表示されますか?
画面には表示されません。スクリーンリーダーを使っている人などに読み上げられます。
代替テキストは何文字くらいがいいですか?
1〜2文、50〜100文字程度を目安にすると、読み上げで聞きやすい長さになります。
代替テキストを書くと、検索で上位に表示されますか?
代替テキストだけで順位が上がるとは限りません。画像の内容を伝える手がかりのひとつとして、名前やキャプションとあわせて整えましょう。
リールにも代替テキストは設定できますか?
アプリのバージョンや投稿の種類によって、設定できる項目が異なります。投稿の詳細設定に項目があるかを確認してください。
過去の投稿にも代替テキストを書いたほうがいいですか?
すべてを直す必要はありません。保存数が多い投稿や、固定している投稿など、よく見られる投稿から追加していきましょう。
まとめ|代替テキストは「画像を言葉で伝える」ために書こう
Instagramの代替テキストは、画像の内容を文字で説明する機能で、投稿前は詳細設定の「代替テキストを書く」から、投稿後は編集画面から設定できます。カルーセルは1枚ずつ書けるので、画像ごとの内容に合わせて説明しましょう。
書き方は、「何が」「どんな状態で」写っているかを1〜2文で具体的に書くのが基本です。キーワードを並べるのは避け、名前やプロフィール、キャプション、ハッシュタグとあわせて整えると、Instagram内の検索でも、公開のプロアカウントならGoogle検索でも、内容が伝わりやすくなります。
まずは次の投稿で、完成写真に1〜2文の代替テキストを書くところから始めてみてください。
この記事を書いた人
くらしノート編集部。Instagramで見つけた暮らしのアイデアを、noteとこのブログで記事にまとめています。ブログの画像にも代替テキストを付け、写っているものが言葉で伝わるように心がけています。




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